データマクロ を作成して、受注伝票の受注番号を自動採番する。
1.年ごとに1番から連番で採番する。
2.採番した最終番号を[T_採番]の[受注現在番号]に保存する。
3.受注日から年を取得し、その年レコードがあれば受注番号を更新し、ない場合は、年レコードを追加する。
データマクロは、レコード変更時にイベントが発生します。
受注伝票の登録時[レコード挿入時]にデータマクロを登録します。
データマクロは、処理ごとにグループ化して登録します。
(グループ化とは、小分割したマクロプログラムとイメージしてください。)
例えば、デバッグコントロールというグループ名のマクロを作成します。
マクロでは、wkDummy という 変数に 0 の値を代入します。
そのマクロは、下記のようになります。
採番テーブルの存在を確認します。
まず、wk存在 という変数を設定し、0 を代入します。
wk年 という変数には、入力した受注日の年を代入します。
受注日から取得した年の値(wk年 )が、存在しているかを判定します。
存在している場合は、wk存在=1
存在しない場合は、wk存在=0 になるマクロを作成します。
年のレコードが存在している場合は、wk受注現在番号 に、現在使用している受注番号の最終値を代入します。
そのマクロは、下記のようになります。
では、動作を確認してみましょう。
T_採番テーブルは、空っぽの状態です。
受注データを入力します。
受注日を入力すると、受注番号が自動的に更新されます。
レコード挿入時に、作成したマクロが実行されました。
T_採番テーブルを確認してみると、2016 年のレコードが作成され、現在受注番号に 1 が登録されています。
マクロは、このような方法で作成します。