業務システムを構築するには、データベースは欠かせません。とりあえず今まで動いていた SQL Server 2008 をインストールする。
SQL Server をインストールしたあとは、下記の設定を行わないとクライアントから接続できません。
インストール後のクライアント接続における注意点
1.SQL Server の TCP/IP のプロトコルを有効にする。
2.SQL Server Browser を起動する。
3.サーバーのファイアウォールに 受信TCP port 1433、受信・送信 UDP port 1434を許可する。
4.接続するクライアントのIPアドレスを許可する。
上記の設定を行わないとSQL Serverは、クライアントから接続できません。
まずは、SQL Server 2008 のインストールを行います。
SQL Server 2008 R2 ダウンロード
SQL Server 2008 と 必要なツールがセットになったタイプをダウンロードします。
Microsoft SQL Server 2008 R2 RTM - Express with Management Tools
インストールを始めると、下記のメッセージが表示される。
下記のリンクからダウンロード可能です。
Download Windows Installer 4.5 Redistributable - 日本語 from Official Microsoft Download Center
OSが、64bitなので x64 を選択します。
インストーラをセットアップしてから、再度インストールを行います。
SQL Server インストール センターが起動します。
新規インストールを実行します。
画面に従って、次へを押していくとセットアップが進行していきます。
パスワードを控えておきましょう。
これで、SQL Server 2008 のインストールは完了です。
クライアントとの接続設定を行う
SQL Sever 2008 は、既定値で他のクライアントとの接続を無効にしています。
その接続プロトコルを有効にする必要があります。
1.[SQL Server 構成マネージャ]を起動します。
2.[SQLEXPRESSのプロトコル](インストール設定で異なります)の[TCP/IP]を有効にします。
3.[SQL Server Browser]を開始します。
4.プロパティを開いて[開始モード]を自動にします。
5.[ログオン ]タブの[開始]を押します。
SQL Sever Browser を開始することで、ODBCドライバーを作成するときにSQL Server が参照リストに表示されます。
ここまで設定すれば、サーバーの「ファイアウォール」を無効にしておくとクライアントとの接続は可能です。
一度、正常に接続できることを確認して、次にファイルアウォール設定を行うほうがいいでしょう。
ファイアウォール設定で、ポートを許可する
接続できなくなったときは、セキュリティの強化に起因することが多いようです。
まずは、一時的にファイアウォールをオフしてみましょう。
参考
久しぶりのSQL Server 設定で、うまくいかず悩んでいましたが、下記のページが、大変参考になりました。
遠隔地でデータベースを共有する!
社内に Windows Server を 置き、SQL データベースを構築していると、サーバーの維持保守費用も結構掛かります。
共有フォルダーなら、ネットワークハードディスク(NAS)でも運用できますし、Office 365 や Azure サービスを利用することで、SQL Server を外部に持つことも可能です。
このページをご閲覧の皆様は、SQL Server をご利用の方だとは思いますが、今後、社内の SQL Server を使わない 方法について、説明したいと思います。
データベースサーバーは、Google、Amazon、IBM、Microsoft などのサービスがよく知られています。それぞれのサーバーには特徴はありますが、運用する環境や開発する言語により、どのサービスを利用した方がいいのか決まってくると思います。
私のように、Access や Excel を利用して 開発する場合は、Azure SQL データベース や Office 365 Share Point が、適していると思います。
Office 365 の SharePoint を利用する
Access をWeb アプリ として事項するには、カスタムリストを利用する方法とAccess アプリを利用する方法があります。
カスタムリストでは、Access は デスクトップアプリ として実行し、データをShare Point のカスタムリストに置いて実行します。
Access アプリでは、データを Share Point の Access アプリ ファイルに置きます。
カスタムリストと違うことは、Access アプリは、Access アプリ内にマクロを登録できるので、デスクトップ Access をインストールしなくても、ブラウザーのみで実行することができます。
Microsoft Azure の SQL データベースを利用する
Azure SQL クラウドデータベース Ganso とは
SQLデータベースを使わなくても、簡単にデータベースを構築する方法
Windows Server は、必要ありません。
多額の管理費用が、掛かっていませんか?